雲ひとつない秋晴れの中 家族みんなで“3年間分”頑張りました
第 32 回幕張西地区町内自治会大運動会
 お天道様は、今年は意地悪しなかった。
 千葉市第30地区町内自治会連絡協議会 (連協) 、市教育委員会、幕張西小学校地区社会体育振興会 ( 社体振 ) 主催の第32回幕張西地区町内自治会大運動会 (兼) 第48回市民体育祭は、10月9日澄み切った秋晴れの下で幕張西小学校に参加者約600人を集め開催しました。
 一昨、昨年の雨天中止の“2年間の憂さ”を晴らすように競技で汗を流した参加家族のみなさんの協力で、大会は大成功の内終了しました。
 5種目による「町会対抗」は、全11自治会エースを集め戦った結果、日神パレステージ海浜幕張自治会が初優勝を飾りました。
■いよいよ競技開始!
 「何年ぶりですかな」「晴れてよかったね」―。朝8時過ぎ、各自治会のテントが次々指定された場所に設営されます。風が強いために慎重な作業が必要です。
 2日前の大雨にぬかるんだグラウンド整備に前日から競技委員はてんやわんや、9時の開会式は「間に合った〜」が本音でしょうか。
 開会式の選手入場は、前回優勝のインター町内会を先頭に約400人が来賓・役員の手拍子を受けながら行進しました。
 溝端社体振会長の開会のことば、堀内大会会長 (連協会長) の挨拶と来賓紹介の後、幕張西地区のサッカー振興に長年尽力された小坂元さん (インター町内会) が「地区スポーツ功労者」表彰され、参加者から“感謝の拍手”を受けました。
 インター町内会の出雲崎さんが「全員で和気あいあいと楽しみたい」との選手宣誓を元気にされ、社体振・岡田体育指導員のリードで「菜の花体操」。
  役員、来賓含め全員の準備体操に秋の太陽が燦燦とふりそそぐ中、いよいよ競技開始です。
■小、中学生徒競争
 低学年のチビッコを集め、整列させる召集係はいきなり大汗。でも、幕西の小学生達はみんな元気に“ヨーイドン”、低学年50m、高学年100mを走り賞品貰いニコニコです。
■グラウンドゴルフ
 走りながらスティックを打つ競技なので、いつものように“ナイスバーディー”とはいきません。大人数が参加され、幕西地区のグラウンドゴルフの盛り上がりを象徴しています。
 賞品係は「お疲れさまでした」と言いながら賞品を渡し、こんなところにも地域の交流がありました。
■園児の遊戯
 海浜保育園の年長さん「ひまわり組」26人が漁師羽織をちっちゃな身体にまとい、大きな声で「ドッコイショ〜」と言いながら息のあった「ソーラン節」の演技。会場全体で、可愛く一生懸命な園児の演技に大拍手でした。
■ボール送り ( 町内対抗 )
 運動会で初の「対抗種目」です。“パパ、頑張って〜”の声がアチコチから聞こえます。
 15人が気を合わせてボールリレーをする2分程度の勝負ですが、「我が自治会の名誉」をかけた選手は汗ビッショリ。ゴール係も各チームのタイムを測定し正確にジャッジです。
■親子でゴール
 目隠しをした親を子供の合図で手をつなぎゴールインしますが、子供を引きずってしまうお父さん、面倒くさいと思ったか抱いて走るお母さんと、どうやら親のほうが“入れ込み”気味。
でも、お父さんお母さんと手を握って走るチビッコは大喜びでした。
■玉入れ
 米粒みたいに小さな幼児の大集合。幕西地区の将来は安泰だと思わせてくれました。
 玉入れと後片付け競争の結果は紅白組“引き分け”。貰った賞品の風船を風でとばされベソをかく泣きむしさんも何人か―。
■ジャンケンバイバイゲーム ( 町内対抗)
 バイバイとは、ジャンケンに負けると「倍走る」からの命名。
 大人の“たかがジャンケン”なのに“されどジャンケン”で選手は必死。ジャンケンに負け「ア〜」の絶望的な声には、ご本人には申し訳ありませんが、回りはゲラゲラ。
■パン食い競争
 11時を過ぎてお腹がすいたせいか大変な人数が参加。子供たちのレースでは、女の子も男の子に負けない大きなお口で「ガンバ ! 」。
大人同士では、ひとつのアンパンに二人のお母さんがくわえあう珍プレーも。お年よりも負けません。「アッ、手でちぎりとったぞあの人」等など、まだまだ若いものには引けを取らぬ元気さです。
■二人はなかよし ( 町内対抗)
 行きは「二人三脚」、帰りは「両手をつなぎ」リレーする種目。
 次ぎの走者にリレー、自分でむすんだ二人三脚の鉢巻が、帰りに解けず悪戦苦闘するペアが続出。選手のみなさん、真面目な方ばかりだったようです。
■よさこいソーラン節
 幕西小5・6年生の熱演でした。
 さすが「園児のソーラン節」とは迫力の違う“先輩ぶり”を披露した演技でした。
<お昼休み>
 予定どおり12時過ぎにお昼休み。
 風が強くなり、各自治会毎に別れての食事も大変です。風に背を向け、みなさん校舎側に向いての食事となりました。
 アトラクションとして、神田外語大の女性7人のバンド“スカティック”が登場、《ラ・バンバ》他4曲を軽快に演奏、みなさん箸をすすめたり手拍手したり大忙し。
  続いて、当地区消防団の訓練の演技。知った顔のみなさんの演技ですが、内容は真剣そのもの。「よくここまで鍛えたな〜」と感心する声しきりでした。
 アトラクションの“おおとり”は神田外語大チアリーディング部11人による若さあふれた演技。リズムに乗った切れ味のよい演技には目を奪われました。
「幕西のみなさん、是非学校に遊びに来てください」との“お誘いの言葉”もあり「行きますとも」とは、どこのお父さんだったでしょうか?
■綱引き ( 町内対抗)
 やはり運動会のメインイベントでしょうか。最大4回勝たなければ優勝できないハードな競技で、始まる前は相手の選手とニコニコ笑って話していても、ピストルが鳴ると一転“親の仇”とばかり顔がひきつり無我夢中でロープを引っ張ります。
 準決勝ともなるとみなさん肩は波打ち息はゼイゼイの状態。優勝・日神、2位はライオンズ自治会の結果はお住まいのみなさんの平均年齢の差かもしれません。
■らっきーフラグ
 新種目です。ひろった紅か白のボールが、係が表示したフラグの色と違っていたら、元に戻って表示された色のボールを拾いなおしてくる競技。
 低学年にはちょっと難しかったかとの印象もありましたが、お父さん達は大ハッスル。「どこのお母さん?」と感心するような韋駄天ぶりをみせてくれた若い女性もいました。
■引いて GO!
 長かったり短かったりする紐を引き抜いて、次ぎの人とリレーする競技。
 60歳以上の出場ですが、歩きの方は皆無。綱引きに出場した後、「軽い軽い」とこの種目にも出られた“剛の者”の先輩達もたくさんいらっしゃいました。
■借り物競走
 一般男女の出場ですが、競技役員が考えた借りるのは「物」でなく「人」。連協会長や社体振会長は何度も指名され走ることとなり、嬉しいやら疲れるやらのご様子でした。
■アメ食い競走
 ホームストレッチを大人、バックストレッチを子供が同時に競技。
 「顔のことなど構っていられぬ」とばかり、お母さん達も粉に顔を突っ込み真っ白な“美顔”でゴール。みなさんゴールすると「ゴホッゴホッ」とむせかえり、またまた笑いの輪が広がりました。
■ムカデ競走 (町内対抗)
 さぁ、ラストゲームです。「これで優勝が決まる」と出場選手は懸命。
 「イチニ、イチニ」と事前練習に励みますが、本番に入るとそうもいかないようです。「ダントツ」でトップだったサンハイツチームが、ゴール寸前で転倒し “口惜しい〜” 2位となりました。
■閉会式
 3時過ぎ全競技終了、閉会式を行いました。
 優勝・日神、準優勝・インター自治会が表彰され、以下ライオンズ、海浜西・5、6丁目 (同点) 、コーポ、サンハイツ、西県営、東県営、ハイツ、海浜との成績発表がありました。
 堀内連協会長から講評と参加のみなさんへの感謝の挨拶があり、溝端社体振会長より閉会のことばを受け大運動会は成功裡に終了しました。
 強風による砂嵐で、頭も耳の中も砂だらけになる運動会でもありましたが、心地よい汗もかき充実した秋の1日にもなりました。
 2ヵ月に渡り準備を進めてくださった、役・委員のみなさん、参加された家族のみなさん、大変ご苦労様でした。

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幕張西スポーツクラブ
千葉市美浜区幕張西 2 -7-11-404
会 長   結 城 幸 雄