市川市の“文化”を堪能しました。
 秋晴れの下、京成幕張本郷駅に 49 名のウォーキング仲間が集合、新しいお顔もチラホラ。
 今回は、市川真間周辺の「歴史散策ウォーク」。前週が雨天だっただけに、皆さんニコニコ顔での出発です。
 おっと、リーダーの近藤さんの注意を聞き忘れたか14人が京成津田沼駅での“乗換え電車”を間違えました。最初の目的地までは2班で行くことに…。
 市川真間駅で下車した「幕西軍団」は、真間川を見ながら“万葉集”にも詠まれた「継橋」を通ります。和歌、詩が書かれたパネルが何気なく飾られ、写真展を開いている喫茶店などもあり「市川は文化の町」と感じます。
 伏姫桜という樹齢400年の枝垂桜で有名な弘法寺で“途中迷子の14名”も合流、「満開の時にもう一度来たいね」と言いながら一休み。
 60段の急な階段を下って次の目的「手児奈霊堂」へ。安産・子育てに霊験があるそうで「手児奈って、多くの男性に言い寄られ自ら死を選んだ絶世の美女だって」との説明文に「遅いかもしれないけど拝んでいかねば」とは何方でしょか。歌手のさだまさしさんが植樹した桂の木を見つけました。

 郭沫若記念館に向かいます。距離はたいしたことがないのですが途中は坂の連続、「市川は、坂と階段の町だ〜」が実感。同時におそらく戦災にあわなかったのでしょう、昭和の風情を残した閑静な町並みは、ホッとした気持ちにさせてくれます。
 文化人としても有名な郭沫若さんは、今回参加者のほとんどのみなさんも“健在時”を知っているだけに「ここに住まわれたんだ」と感慨新た。見事な「書」を鑑賞して須和田公園に。弥生時代の遺跡や、市川市が友好都市提携している楽山市との「友好碑」を眺めながら、桜土手公園、別名“いちかわ文学の道”まではまもなくでした。永井荷風、幸田露伴、北原白秋と市川市と関係の深い3名の足跡をたどる道のことですが、その他、水原秋桜子や三島由起夫など当市にゆかりのある文化人が紹介された、掠れがちですが墨痕鮮やかな紹介板にひきつけられ、みなさん足が止まりがちはやむおえません。
 ここからは、菅野駅まで残り僅か。適度な秋の暖かさに、ウッスラと汗をかきながら本日最後のウォーキング。
 帰路は、朝のように“迷子”も出ず、全員元気に幕張本郷まで帰ることが出来ました。 抜けるような秋晴れと“市川市の文化”を堪能した9,900歩でした。

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