“幕張”の町を再発見!

「幕張西地区ウォークラリー大会」

春風といっしょに「小さな旅」をみんなで楽しむ


 

 社会体育振興会主催、コミュニティづくり懇談会共催、M@WS協賛の「幕張西地区ウォークラリー大会」が3月8日、120人の参加で開かれました。「春だょ〜、みんな元気に歩こうょ〜」歩き始めはちょっと寒かった温度も時間が経つうちにどんどん上がり、事務局が念入りに作り上げた“昔の幕張を勉強する”コースを、全員元気に完歩しました。

 朝8時半、開会式での溝端社体振会長の挨拶は「事務局が苦労して考えたコースを是非楽しんでください。」笹木コミュ懇会長は「身体だけでなく頭も鍛えてください。」という含みのあるもの。そのとおりで、スタッフが考え出した“新コース”は素晴らしいものでした。国道14号、千葉街道を渡り「子守神社」へ、総武線の高架橋を越えて幕張6丁目を通り青木昆陽・甘藷試作地と秋葉・昆陽神社を通過、再び14号を渡ってからイトーヨーカドーや幕張メッセの高層ビル群を眺めながら神田外語大脇を抜け会場の幕張西第一公園に戻るルート。「伝統ある幕張」と「近代的な幕張」の両方を楽しめる贅沢なコースと言えるでしょう。

 9時の定刻、A、B計23組は「行ってらっしゃぁ〜い」の声におくられて約3分間隔でスタートします。(Bコースは上記の順路を逆に歩きます)みなさんコマ図頼りのウォークラリーですから、早速「あらっ、こっち行くんだ。初めての方向で最初から分かんない」とベテランの四十栄さん。(でも、結果3位はお見事でした)迷いやすいポイントには社体スタッフが立っていて「本当にそっちかなぁ?」とリードしてくれます。参加者は「こちらこそご苦労様」とエールの交換をしながら歩くと、少しづつ陽気も暖かくなってきたようです。

 中間点の幕張公園では「今日の運勢」の“サイコロ振り”。総合点に加味されるため、たかがサイコロとはいかず真剣に各組二回大きなサイコロを転がします。猿渡・岡山・石川・斉藤のベテラン4人組は「足して3」でガックリ。「欲かくとだめね」と自戒の言葉。(ちなみに、その次の小学生組は足して11でした!)

 秋葉・昆陽神社でA、Bコースが擦れ違いはじめます。「がんばろうね〜」と声をかけながら。スタート1時間経過ですが、まだまだ皆さん元気です。「観察ゾーン」の子守神社ではジックリ各組時間をかけます。ゴール地点で問題がでるため、「分担して覚えていこう」とシッカリした組、携帯で境内を撮影するチャッカリ組、宮司さんも「何の集まりかな?」と思われた様子ですが、お賽銭とともに参拝するベテランもたくさんいるので「結構、ケッコウ」と言ったところでしょうか。

 11時前後に続々ゴールです。「観察ゾーン」の質問に「わぁ、見逃した」とか「意地悪質問ね〜」と言いながら各組最後の奮闘ぶり。「頭の体操クイズ」はどうやら柔軟な感覚をもった子供達の方がベテラン組より得意なようでしたね。

 ゴールを申告した組は、恒例の近藤・杉本さんが準備してくれた豚汁に舌鼓。三々五々芝生に座っての食事に暖かい陽光が“春ですよー”と告げているようです。「1組帰って来ないよ」に、巡回係の相葉さんが自転車で探し回り無事見つけてくれました。

 最後になった小さな僕も、皆の拍手で半ベソから笑顔に変わって「良かった良かった」です。正午過ぎに閉会式、優勝は千葉さんやM@WSで活躍している小学生の長谷川・内藤君達で構成した「海浜Dチーム」2位は「ライオンズ佐野チーム」でした。「ファミリー賞」や「子供チーム賞」「迷ったで賞」などユニークな賞も出た上、全員に「参加賞」でみんなニコニコ顔でした!

 「幕張ってこんな素敵なところがあったんですね」「聞いていたけど初めて昆陽神社に来ました」などなど新コースは大変参加の方達には好評だったようです。社体スタッフにご苦労願った「小さな旅」も、事故もなく無事終了しました。6km、2時間を完歩した参加の皆さん、お疲れ様でした。

(渡邉 記)


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