質・量ともさらに充実したスポーツクラブに向け

「幕張西スポーツクラブ平成19年度総会」

地域の発展に対応し「NPО法人格取得」が承認される


 

 桜が散り始め好天に恵まれた4月6日、幕張西小学校体育館で「平成19年度幕張西スポーツクラブ(M@WS) 総会」が会員、来賓、役員約100名が参加し開催されました。

 設立3年目を迎え、質・量ともに豊かなクラブになるための「事業報告・計画」「特定非営利法人格(NPO)取得」などの各議題が熱心に討論され、全員一致で報告・提案とも了承されました。

 M@WS会員の皆さんは全員“真面目”総会開始の10時前には会場に集合し、「会員証」の切替えを行ってから開会です。結城会長から「3年目を迎え、取組み種目14、会員351名に成長したことにまず感謝したい。幕西地区は環境の変化や住民の増加などに伴い、従来に増して住民ごとのコミュニケーションの深まりやスポーツ施設の確保などが大切になっている。“皆で作り上げ、皆で楽しむスポーツクラブ”として成長するため、今日の総会を是非実りあるものにしたい」と参加の皆さんに協力を呼びかけました。

 続いて、来賓の堀内・第30地区連絡協議会会長、溝端・社会体育振興会会長のお二人それぞれから「M@WSのより発展」への期待と「出来る限りの協力は行う」との心強い挨拶をいただきました。笹木・コミュニティづくり懇談会会長、近藤・青少年育成委員会会長の紹介の後、千葉市教育委員会社会体育課の渡辺主査から次のような来賓挨拶を受けました。「平成16、17年、幕張西スポーツクラブを千葉市のモデル地区として指定し、準備委員会の期間を経て今日がありますが、この間地域・役員のみなさんのご努力は大変なものだったと思う。現在のM@WSの取り組みは文部科学省の考え方にピッタリと言え、ホームページでのM@WS情報などは大変他クラブに対しても参考になるものです。議題に「NPO法人格取得」をお見受けするが、必要になってきたとも考えます。ますます総会の議を経てより素晴らしいクラブに発展することを祈念いたします」

 議長に広谷理事、書記に柳田・平沢さんを選任し議事に入りました。「平成19年度事業報告」(別紙)がされ報告了承された後、議案事項(1)「平成19年度収支決算報告」と「同監査報告」が大木、千葉監事から提案され、異議なく了承されました。

 議題は本日最大の課題ともいえる議案事項(2)の「特定非営利法人幕張西スポーツクラブ設立について」に入りました。結城会長が立ち、設立趣旨及び定款につき、議事録とは別に事務局で作成した「NPO設立趣意書」に基づき詳細な説明がありました。幕西地区の環境の変化に伴いNPO設立に迫られていることを趣意書を読み上げるとともに、法人格取得により「社会的信用の増大」「NPOの特性の利用が可能となる」「事業の公益性が増す」「クラブの責任を明確化できる」などのメリット面を強調するとともに「事務作業の煩雑化」などのデメリット部分もあることを認めながら、役員がそれぞれの自助努力で大変な部分はカバーしていくとの決意を述べました。

 その後「質疑応答」に入りましたが「申請しても果たして認可されるのか」「会員の呼称が法律では社員となっているが何故か」「会費などは額を定款で明示できぬか」など、事前に議案書が配布されていたために大変熱心な論議が展開されました。ひとつひとつ懇切丁寧な回答が結城会長からあり、とりわけ「認可申請すればほぼ100%許可がおりる。むしろ、設立後のひとつひとつの地道な活動がより重要になってくる」との訴えに参加者は「これは大変だけどやらねばいけないのだな」との認識を新たにしました。

 同議題に伴った「平成20年度事業計画(案)」「平成20年度収支予算(案)」もあわせて提案され、M@WS発足時から懸案だった「NPO法人幕張西スポーツクラブ設立」は7月設立に向け、満場一致の大きな拍手で決定しました。

 尚、本総会はNPO設立総会ともなり、承認された議案の全てが「NPO法人幕張西スポーツクラブ」に移行する事になります。他の要望として「スポーツ保険の内容を詳細に知りたい」との要望があり、近日中にコピーを会員宛配布するとの事務局からの回答があり、新年度役員の紹介がされ「みんなで頑張ろうね」とエールを飛ばしあいながら、約2時間の総会は成功裡に終了しました。

(渡邉 記)


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