ひとあし早い‘五月晴れ’と新緑に包まれて

237人の参加で“おゆみ野”をハイキング

主催:幕張西社会体育振興会


 今年も「昭和の日」の4月29日、社会体育振興会主催、青少年育成委員会共催の‘ハイキング’が昨年を大きく上回る237人の参加で行われました。ちびっ子から人生の達人まで幅広い年令層の「幕張大部隊」は、緑区・おゆみ野の緑を心ゆくまで満喫しました。

 9時1分発の京成千原線に乗車する前の時間をつかい主催者を代表して溝端・社体振、近藤・育成委会長から「ゆっくりと1日を過ごしてほしい」「日頃のストレスを吹き飛ばしてください」とそれぞれ挨拶がありました。さしもの広い京成幕張本郷駅改札口も参加者でいっぱい―。

 乗車した電車は‘幕西軍団の貸切だぁ〜’の状態で30分後「おゆみ野駅」到着。ここで‘健脚組(7km)’‘ファミリーコース組(3.5km)’に組み分け、丁度半々となりました。

 9時40分「ガンバ」とハイキングスタート、リポーターの渡邉は健脚組に入れて貰いました。空には文字通り雲ひとつなく「四季の道」で有名な「おゆみ野散歩道」は参加全員を歓迎してくれています。「春の道」に入りました。木々の緑が目に染みるように感じながらニュータウンを通過、自転車に乗った男の子達が「こんにちは」と声をかけてくれます。

 30分、2km歩き有吉台中学校前で休憩したら、「おや、ファミリーコース組が追いついてきたよ」健脚組の面子にかけて慌てて一同立ち上がり歩き始めます。鎌取駅前付近から「夏の道」へ―。欅並木を含め‘ここは緑区’の名のとおり緑が多い道を一直線、そろそろ長袖を脱ぎ始める方が多くなったようです。

 「四季の道」は車両通行止め、のんびり歩くと給水池前で「このあたり山菜がとれるかも…」との声も聞こえました。舗装された道を外れ、足にやさしい芝生を歩くみなさんは、また2kmを歩いて「なつのみち公園」で休憩、額にウッスラと汗が浮かんだ方も多いようです。10分休んで「秋の道」へ―。どこで鳴くのか鳥のさえずりが聞こえます。広い土地付の農家がズラリと建ち並び、住所を見ると「おゆみ野中央」となっています。「おゆみ野」は元々「生実野」と書くそうで、その方がピッタリの印象を持ちました。

 目的地の「泉谷公園」の森に入りました。‘涼しい〜’‘森林浴じゃぁ’と言いながらの11時10分、先着したファミリーコース組と合流し「さすが健脚組は早いね」と誉められいささか鼻をピクピクしながら皆で昼食のモグモグパクパクタイムです。

 泉谷公園は小振りですが周囲をすっぽりと木々に囲まれ、池あり芝生ありの静かで落ち着いた雰囲気、自治会毎に三々五々分かれて食事開始、早速「カンパ〜イ」の声はどこの自治会かな??

 30分もたつとお腹いっぱいになったちびっ子たちは休むこと知らずにボールゲームやジャンケンバイバイゲームを始めました。お相手は結城副会長と相葉・増子のベテランのみなさんですが、どうやら「とてもついていけません」と途中でギブアップの様子です。

 12時30分、恒例のフォークダンスの開始。ベテラン女性(失礼!)の方たちも、女学生に戻ったようにイキイキで、先刻まで頑張っていたちびっ子達は「ナンダョ追い出されちゃった」と芝生広場の隅っこでボールゲーム続行は、大人のかろうじて貫禄勝ちと言ったところでしょうか。やや太めの溝端・社体振会長も仲間に入れられ、肩で息をしながらガッチリ頑張ってくれました。

 14時前、皆で後片付けと自治会毎に記念写真を撮って帰途につきます。ツツジが鮮やかに咲く「有吉公園」を通ると、地元の男の子が‘ホラッ’と言いながら足の出かけたおたまじゃくしを見せてくれました。自分の収穫に鼻高々な様子です。参加のみなさん足に自信のある方ばかりだったようで「おゆみ野駅」には予定より早く着いたようです。事務局が駅と話し合っていただき、予定より一電車早い14時59分発に乗車できました。電車内は来る時以上の‘貸し切り’―。疲れもみせず30分後の15時半、幕張本郷駅に全員無事に帰着、原田社体振顧問の「次回も是非参加を、いつも何かのスポーツを」という締めの挨拶を受けて、楽しいハイキングを終了解散しました。役員の皆さん準備ありがとうございました。参加の皆さん、みんなで気をつかい合って楽しい1日でした。お疲れ様でした。

(渡邉 記)


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