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現代社会では、IT技術の進展により世界中の人がいつでも、どこにいても情報収集することが可能になりました。
リーダーには、「ゼロから価値を産み出す」ことが強く求められます。 |
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これまでの社会には確固とした価値体系があり、それに沿った役割分担があったため、組織の中で働く人々は比較的狭い範囲の中で自分の役割を果たしてくれば済んでいたのかもしれません。
ところが現代社会では、IT技術の進展により世界中の人がいつでも、どこにいても情報収集することが可能になりました。
また、技術イノベーションのスピードがとてつもなく速く、インパクトがあることから、ある技術の開発が既存の技術体系、ビジネスモデルを一気に転換してしまうということも珍しいことではなくなってきました。
このような社会におけるリーダーには、「ゼロから価値を産み出す」ことが強く求められます。
例えば、「におわなっとう」という無臭納豆がでてヒットしました。
最初は「納豆嫌いの人のために」匂わない納豆を作ろうとしましたが、開発の途中で、開発者が自ら街中で道行く人にアンケートしたところ、「納豆嫌いな人にいくら匂わない納豆を作ってもやはり食べない。」
しかしその一方で、「納豆好きの人は納豆くさくなるのを気にして、朝などは食べたくても食べない」という意見も得ました。
そこで「におわなっとう」のコンセプトを「納豆嫌いの人のため」から「納豆好きの人が気にせず食べられる」というものに変えて商品を開発し、発売したところ、ヒット商品になったというものです。
まさに開発者の固定観念・先入観の切替えが見事だった事例と言えます。
このように、固定観念や先入観は自分の頭の中だけで考えていてはなかなか変えられませんが、自ら多くの人の意見を聴き、情報を集めることによって変えられるものであると言えます。 |
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□「ゼロから価値を産み出す」ためには、発想の転換をする意識を持って具体的に行動することが必要となります。
あなたはどのように「ゼロから価値を産み出し」ますか? |
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