街のあれこれ、知りたいこと、言いたいこと、みなさまからのメールを中心にした、コミュニケーションのページです。
吾輩はオヤジである
色が黒い
吾輩は“アナログ”なんだよな〜
ゲンナリは暑さだけじゃなかった・・・
スポーツは素晴らしいものですゾ
子どもは「可能性のかたまり」
「判官びいき」って意味は何だっけ ?
“青春の涙”って素晴らしいもの
“プロ野球”をさまざまに思う
“先人の教え”はありがたいものですゾ
“食事”の摂り方、“飯”の食い方
時を超えた親友達との“友情”
子供を叱ることは、自分を叱ること”
乱れ酒、乱れ読み  そして  人生いろいろ
「文化・文明の発達」そして“我慢する”“もったいない”
酒飲み、酒癖、酒が友…秋だなぁ
変えてはいけないこと、変えなくてはいけないこと

 
“青春の涙”って素晴らしいもの
 涙もろくなる歳にはちょっと遠い、涙が出ないほど枯れちゃったわけでもない。だが「最近いつ涙が出たっけ?」と思いだそうにも、「はてな」と考えてしまう昨今。
いい加減なことには感動や感激することが確実に少なくなった。そんな黒こげオヤジでも、“青春だから流せる涙”を久しぶりに見ることができた。
 1月2,3日は、お屠蘇気分で「箱根駅伝」をTV観戦する。スタートとゴールさえ見れば結果がわかるものを、何時間も激走する選手達を2日間計10時間以上飽きることなく確実に毎年見続けている。「なぜなの」と聞かれても「これこれ…」と即答できない。ただ、“俄かファン”でも魅力を感ずるのだから、“箱根路を目指す”アスリート達にとっては、「正月は箱根にいたい」と思うだろうことは確かだろう。
 ところがこの大会、どの大学でも出場できるという代物ではない。まず出場校の数は僅か19校。前回大会でのベスト10入賞校はシードされ出場権を与えられるが、それ以外はどんな有名校、古豪校でも予選会通過が絶対条件となる。現に、早稲田、神奈川、大東大などかつて本大会優勝経験校も今年は予選に廻っている。
 今年の予選会出場は44校が参加した。どのように成績結果を出すのかといえば「各校上位10人のひとり20kmの合計タイムで争う」という規定になっている。母校の本大会出場との誇りをかけ、全選手1年間の“集大成”を20kmにぶつける。
 結果は、早稲田大学が1位となり、9位の国士舘大までが本大会の出場権を得た。 それでは10位で出場できなかったのはどこ?拓殖大学だった。国士舘大の合計タイムは10時間16分57秒で、拓殖大学のタイムは国士舘大に遅れることわずか1秒というもの。
  ひとりが20kmで1m づつ早くゴールすれば“歓喜の箱根出場”になれたのだ。
 選手・補欠とも涙、涙。キャプテンが汗と涙にまみれた顔で、「来年こそ雪辱」の決意と、応援してくれた「仲間への感謝」の言葉をTV 中継で“いいな〜この涙”と思いながら見ることが出来た。

 M@WS の種目に小学生参加のユニバーサルホッケーがある。昨年、まだ取組んで間もない時期だったが「県大会」に参加、予想通り“大負け”した。ベンチに帰ってきたキーパーの I ちゃん (女子) は大泣き。ゲーム中にボールが嫌って言うほど顔を強打したためと思ったら「私が守りきれずに皆に悪かったし口惜しい」。付き添いの大人もこれには大感激 ! 「僅差でも大差でも勝負は勝負」―。
 たしかにそうだが、箱根駅伝に“出そこなった”拓殖大学も、“たかが”小学生のローカル大会でも「負けたことによる青春の涙」は同質のものではないだろうか。
 「実力不足だった」「仲間に申し訳ない」が「次は頑張る」「夢をみんなと一緒に実現する」につながれば何より―。努力が必ず報われるほど世間は甘くないが、スポーツを通じて流した汗と涙は、“人生の勝者”になるために大きな糧になってくれることだけは間違いない。
 スポーツの秋はやはり素晴らしい。
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会 長   結 城 幸 雄